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多くの職種が活躍する職場

福祉施設の仕事は何があるか

福祉施設で働くスタッフは多い。各スタッフがそれぞれ自分の仕事を全うし、力を合わせているからこそ成り立っている職場だ。

福祉施設の中でも特に人数が多いのがヘルパーだ。ヘルパーは高齢者や障がい者をサポートしている。要介護度が高い施設利用者へは、ヘルパーが排泄、食事、入浴、車椅子移乗といった介助を行っており、きめの細かい仕事が重要視される。排泄に関しては、ポータブルトイレへの誘導やおむつを使い、夜間は定期的に排尿状況と排便状況のチェックを実施していて、便秘気味の利用者は浣腸をして排泄を促す事もある。食事は、スプーンとフォークを使ってヘルパーが介助を行うが、その際に主食やおかずが喉で詰まってしまうのを予防するために、同じヘルパーが食事の始めから終わりまで介助するのが一般的だ。

また、福祉施設にはヘルパーの他にも、栄養士や調理師が働いている。主に食事メニューの考案や調理が仕事だ。毎回違ったメニューを提供できるように施設ごとに工夫を凝らしている。例としては、雛祭りで食べられているちらし寿司や、年始のおせち料理が代表的で、旬の山菜や海の幸などを使って美味しい料理を提供する事も多い。ちなみに、介護度に応じて食材の加工を実施し、食事を見た目の面でも毎回楽しんでもらうために、食材の刻みを最小限に抑えたり、とろみを加えて食べやすくしている。

医療面の仕事は、看護師が日中に施設に滞在して利用者の健康チェックを行っていて、利用者ごとの薬管理や血圧の測定をしている。もし、利用者に体調不良が起きた場合は、看護師と介助スタッフが付き添って近隣にある病院を訪問する。

ここではヘルパー、栄養士・調理師、看護師について紹介したが、その他にも福祉施設ではさまざまな職種のスタッフが働いている。気にるなら<もっと幸せに生きるための福祉>を読んでみるといいだろう。
by t2mhfdij1 | 2021-03-09 07:13